こんにちは!オーディオブック大好き!しんいちろうです。
僕自身オーディオブックに目覚めたのは本が好きという所から始まりました。特に文学!めちゃくちゃ好きで色々読んでいたんですよね。
そしてふとオーディオブックをみてみたら、あるわあるわ!文学系の数々!そこで今回は、僕が今一番おすすめできる文学系のものを3つまとめてみました。
この記事を読むことで
- どういった基準でオーディオブックを選ぶのか
- おすすめの文学集はどれか
がわかりますので、ぜひ読んでみてください!
オーディオブックの無料で読める文学は朗読者で選ぶのがオススメ!
オーディオブックのオーディブル、楽しみの一つに朗読者の「声」が挙げられます。
特に文学においては、誰が朗読しているかで選ぶのがオススメです。
その理由は、
・俳優や女優などの有名人も朗読しているタイトルがある
・芥川賞受賞作や映画化された作品が多い
・実際2018年のオーディブルのランキング大賞「小説・ライトノベル」部門にノミネートされているものもある
など、朗読者自身に多くの人が親しみを感じ楽しめる上に、初回無料のタイトルとして選ぶには贅沢とも言えるからです。
その中でもオススメのタイトルを、一部ですが例としてご紹介します。
又吉直樹の「火花」
オーディブルのランキング大賞2018「小説・ライトノベル」部門1位、総合部門2位に輝いた、芥川賞受賞作、又吉直樹の「火花」です。
話題作であり、そして人気俳優・堤真一の朗読によるタイトルというのが、また一段と注目を集めているとも言えますね。
売れない芸人で観客からも目を向けられなかった徳永という主人公が、先輩芸人神谷と出会い、神谷の型破りのお笑いに対する思いから芸人について学び、出会った人たちの人生模様も描かれた作品。
堤真一さんの登場人物個々の演技が見事で、さらに効果音もふんだんに取り入れられていて、終始引き込まれてしまいます。
途中、デタラメな歌を歌っているシーンや、漫才をやっているシーンがあり、それを堤真一さんがもちろん演じているのでおかしくて思わず笑ってしまうかも。
また、芸人として生きることの世知辛さがとてもリアルで、さすが又吉直樹さんが書かれただけある読み応えある作品なので、ぜひともオススメします。
村田沙耶香の「コンビニ人間」
こちらもランキング大賞2018「小説・ライトノベル」部門にノミネートし2位だった、芥川賞受賞作、村田沙耶香の「コンビニ人間」です。
同じく話題作であり、かつ女芸人・大久保佳代子の朗読が独特で人気があります。
主人公は36歳独身、大学卒業後は就職ではなく18年もコンビニに勤め、そのマニュアルの中でその通りに働くことで社会と繋がっていることが幸せという、世間の目で見ると変わり者感ある女性というのが最大の特徴。
常識、普通、正常、異常とは一体なんなのか考えさせられる作品です。
実際にレビューを見ると賛否両論。
おそらく、あなたも日本の社会や当たり前と言われがちな日常について、一度立ち止まって考えたくなるでしょう。
また、主人公の淡々とした様子が大久保佳代子さんの朗読とマッチしていて面白いので、ぜひ聴いてみてください。
加納新太「君の名は。 Another Side:Earthbound」
映画にもなった「君の名は。」のアナザーストーリー「君の名は。 Another Side:Earthbound」で、こちらの朗読は映画のヒロインを演じた上白石萌音と、その母親役だった大原さやかによるものです。
れっきとした新海誠監督が公認されている物語ですが、ファンの方なら、これだけでこのタイトルを購入したくなりますね。
ちなみに、筆者は本編自体をまだ見たことがありませんが、アナザーストーリーだけでも十分楽しめました。
こちらは短編4話で構成されていて、1コインにつき一話聴くことができ、
・瀧:ヒロイン・三葉と入れ替わるヒーロー。その日常から三葉の普段の様子を見つめていく。
・勅使河原:三葉の友人。日々態度が違う三葉をいぶかしむ。
・四葉:三葉の妹。姉の態度がコロコロ変わるので戸惑っている。
・俊樹:三葉の父。娘に対していつも厳しい。町長でもある。
という、キャラクターそれぞれの視点から見た物語となっていて、見るからに面白いです。
さらに本編では語られなかった、妹四葉の不思議な体験や三葉が生まれる前の両親のエピソードがあり、ついつい最終話まで聴き進めてしまうと思います。
映画を見たことある人もない人にも、ぜひ読んで欲しいタイトルですね。
角田光代の「八日目の蝉」
中央公論文芸賞を受賞し、映画化もされた「八日目の蝉」で、大塚寧々と蓮佛美沙子の朗読になります。
不倫相手の子供を中絶したためにもう産めなくなってしまった女が、本妻の生まれたばかりの赤ちゃんを誘拐して逃走する話ですが、その女の、赤ちゃんに対する切なすぎる愛情にも行く末にも、読者がハラハラして最後まで一気に聴いてしまう物語です。
もしもあなたなら、
・子供が産めなくなった不倫の女
・子供をさらわれた本妻
・さらわれた赤ちゃん
誰の気持ちが一番分かると思いますか?
例えば、今子育て中のお母さんでしたら、子供を誘拐された被害者の気持ちを痛感することが多いかもしれませんが、「母性」というくくりで考えると、さらった犯人どちらの気持ちにも共感できると思います。
成長過程を考えると、さらわれた赤ちゃんも心配になりますね。
男性なら、ことの発端である不倫の男が一番身近に感じるのかもしれません。
そんな切ない物語を、大塚寧々さんと蓮佛美沙子さんが素晴らしい演技で朗読するので、ぜひ一度と言わず繰り返し聴いてみてください。
オーディオブックの無料で読める文学は池井戸潤にしよう!
オーディオブックのオーディブルでは、池井戸潤の作品も耳で聴けてオススメです。
なぜなら、池井戸潤さんと言えば、ドラマ化や映画化でもその作品が親しまれている作家ですが、オーディオブックで聴けるのは現在オーディブルだけだからです。
どの作品も登場人物それぞれの立場や心情が書かれていて非常に面白いのですが、数ある中から選りすぐりをご紹介します。
空飛ぶタイヤ
吉川英治文学新人賞受賞作品で、去年長瀬智也が主演で映画化もされた「空飛ぶタイヤ」は、オーディブルのランキング大賞「小説・ライトノベル」部門でも堂々の4位という、話題のタイトルです。
赤松運送という会社のトラックが母子を轢いてしまう事故を起こしたのですが、その事故が脱輪によるものだったことから、製造元のホープ自動車会社と争うことに。
・赤松運送
・ホープ自動車
・被害者家族
それぞれの立場、特に善でも悪でも大事な家族はもちろん存在し、その心情にまた感情移入してしまう内容です。
とても人間臭い部分が細かく書かれているのですが、今現在なら不正を暴く作品としてすぐに誰もがどちらが悪か想像つくと思います。
しかし、この話の下敷きとなったとされる実際の2002年の事故当時、おそらく自動車会社の方を信じる人のほうが、圧倒的に世の中を占めていたのではないでしょうか。
諦めずに正義を貫く、元気をもらえる作品だと思いますので、通勤中などに聴くことをオススメしたいタイトルです。
陸王
こちら「陸王」も2年前にドラマ化された作品として、記憶に残る人は多いと思いますが、特にビジネスマンにオススメのタイトルです。
老舗の足袋を製造する会社「こはぜ屋」VS大手スポーツメーカー・アトランティスの、開発したランニングシューズを賭けた熱い感動ストーリー。
おそらく、足袋製造会社と聞いて、「需要は減っているだろうし業績はどうなんだろう?」と心配に思う人は少なくないと思いますが、その通りです。
足袋だけでは業績不振に陥るため、伝統技術を新商品に活かして自社の命運を賭けるあたりが、ビジネスマンのみなさんの共感を生む作品になっています。
あなたは最近情熱をかけて仕事していますか?
様々な働き方があり考えも変わった昨今、仕事に対してそこまで燃えるビジネスマンは昔より減ったように感じますね。
ブラックな働き方は論外ですが、忘れかけていたやる気を起こさせてくれるような、力強いタイトルだと思います。
お仕事の合い間にでも、一息ついて聴いてみてはいかがでしょうか。
下町ロケット
お馴染みドラマ化されて大ヒットした作品「下町ロケット」ですので、みなさんご存知だと思いますが、こちらも中小企業と大企業との戦いが面白いタイトルでオススメです。
佃製作所は下町の小さな会社ですが、大手企業の帝国重工に臆することなく自社製品に誇りを持ち、しかもロケットのエンジンに重要な「バルブシステム」の開発をしているというところが、この物語の魅力です。
「中小企業だからといって諦めないでいい」という、エールにも似たストーリーで、多くのビジネスマンが勇気付けられそうですね。
また、社長と社員との間で思いの食い違いがあるエピソードもあり、こういったところはビジネスマンだけではなく、多くの人に共感を生むと思います。
例えば、
・パートとして仕事に就いている主婦(パートVS雇用主)
・学校や幼稚園の先生(先生VS校長)
・伝統的なもの作りの芸術家(弟子VS師匠)
など、似たような経験があるのではないでしょうか。
またこの「下町ロケット」は、
・「下町ロケット2 ガウディ計画」
・「下町ロケット ゴースト」
・「下町ロケット ヤタガラス」
と続いてどの作品も負けず劣らず面白い内容になっています。
オーディオブックはドラマで既に内容を知っている人でも、朗読によりまた違った印象を受けると思うので、ぜひ続きも楽しみながらどんどん聴いてくださいね。
オーディオブックの無料で読める文学はビートたけしの「菊次郎とさき」が面白い!
オーディオブックのオーディブルで聴けるエッセイのような文学でオススメなのは、ビートたけしの「菊次郎とさき」です。
ドラマや舞台にもなった、ビートたけしさんの幼少期など三編が綴られており、母親と父親の思い出など、一部フィクションとしておきながらも共感しやすい内容なのです。
特に厳しかった母親と子供の頃のビートたけしさんとのやりとりは、「自分の子供の頃もあったな」と思える反面、思わず声に出して笑ってしまいます。
例えばサンプルの中にも、小学生の時の一部エピソードが入っているので、試しに聴いてみると、十分その面白さが理解できると思います。
「世界の北野」と絶賛されるビートたけしさんのオーディオブックは、やはり期待を裏切りません。
ちなみにこちらを朗読したのは俳優の柄本佑さんなので、そこもオーディオブックを聴くに当たって魅力的なのでオススメです。
オーディオブックの無料で読める文学は赤川次郎の「三姉妹探偵団」シリーズがオススメ!
オーディオブックのオーディブルでミステリーを読むのであれば、赤川次郎の「三姉妹探偵団」がオススメです。
小説としては30年以上昔の1985年に刊行されていますが、過去2回ドラマ化したほど有名な作品で、その内容の面白さが伺えますね。
それもそのはず、赤川次郎ファンの方なら言われなくても知っている事実ですが、ミステリー作家の大御所によって書かれています。
主人公の三姉妹は、
・長女:綾子(女子大生・おとなしい)
・次女:夕里子(高校生・正義感溢れて行動的)
・三女:珠美(中学生・末っ子らしく活発)
で、事件に挑むユーモアミステリーかつ、テンポよく物語が進むのが特徴です。
例えば第1巻では、父親の留守中に家が全焼し、焼け跡からなぜか知らない女性の遺体が発見され、三姉妹で真相を追っていくという話になっています。
しょっぱなから自分の家を燃やされてしまう、なんだかかわいそうなヒロインたちですが、そこは物語の中で危険を顧みず犯人に挑んで仕返しできている様子。
オーディブル限定で現在14巻まで出ているので、ミステリー好きな人なら、ハマって毎月1冊ずつダウンロードすること間違いなしです。
また、親子で楽しむこともオススメ。
中高生でも親しめるように声優の青木瑠璃子が朗読をしているので、もし親が物語を読んだことがあれば、二世代で共有してコミュニケーションに役立ててはいかがでしょうか。
夕飯時や休みのゆっくりと流れる時間に、きっと会話が弾むと思いますよ。
まとめ
オーディオブック・オーディブルは扱っているタイトルも朗読者も他と違うとお分りいただけましたでしょうか。
文学作品だと、やはり比較的人気なものが読みたいし、他人が朗読するならプロや上手な語り手に感情豊かに聴かせてほしい。
その朗読が有名人なら、また別の楽しさ、面白さがあってお得感があり、実際それを楽しんでいる人もいます。
例え過去にドラマ化・映画化した作品でもオーディオブックで聴くと、レビューでもよく見かける通り、その世界が全く違うようにも感じます。
様々なタイトルが豊富なオーディブルで、ぜひオーディオブックをお楽しみください。
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